私はなぜか落ち着かず、
舞洲特設会場までの
シャトルバスが13:00に出る桜島駅で
なぜか10:00からスタンバイ。
胸がどきどきして吐きそうになりながら、
一緒に行ってくれる友達を待ち、
クリエイティブマンに問い合わせながら、
やっとシャトルバスの始発に乗れた。
会場に着き、Openまでの間、日陰ですずみ、
その時もまだ吐きそうで
実感が沸いてきていない。
もう1人の友達
(Twitter: @shigenem_eminem)とも
無事合流でき、Openの16:00をひたすら待つ。
すると、Slaughterhouseのリハーサルが聞こえてくる。
それでもまだ実感が沸かない。
15:30
ゴールデンサークルは列に並ばされ、説明をうける。
16:00
"1~10"などしっかりと番号順に入れられる。
チケットの番号を確認され、ゴールデンサークルのパスを
受け取り、チケット代わりのリストバンドを付ける。
駆け足で、left側の前のステージど真ん中を3人で死守。
Startまでも実感が沸かず、
隣の方や後ろの方などに声をかけられる。
皆さんからのボードで気付いてくれる方も多かったが
ボードを出していないのに分かってくれた方もいた。
なぜだろう?
今か今かと待つ。
空は快晴
突然それまでなっていた音楽が変わり、
低いRoyce da 5'9"の声。
嘘、嘘、嘘、と思いながら叫ぶ。
Royceの登場に声が枯れるほど叫ぶ。
Joell、Crooked...
日本に来日している3人がそろった。
最初から、すさまじいRapスキルを見せつけられ、
もはや声が枯れ気味。
Microphone、Sound Off、The One...
JoellのBrooklyn、
CrookedのLong Beach、
RoyceのDetroit...
JoellがMichael McDonaldの
I keep Forgettinを歌った時、
嬉しくて可笑しくて、
Joeがいたら一緒に歌ってあげたんだろうなと思い、
そこからのHammer Dance...
最後はMy Lifeを会場みんなで歌う。
あっという間で、opening actだけなんてもったいなさすぎた。
19:00
Eminemはまだ現れない。
空もだんだん暗くなってきていい雰囲気。
バンドメンバーがそろう。
DJ Alchemistもスタンバイ。
いよいよ、いよいよ、本当に?
本当に会えるの?聴けるの?
ここまできても実感が沸かない。
突然の轟音。
何百回と観たRecovery TourのOpening映像が
巨大なスクリーンに映された。
ただ一つ違うのは、
それが日本語で書かれていたということ。
ここだけでも号泣。
IN 2005, After completing a US Tour,
EMINEM stopped performing.
2005年の全米ツアー直後、Eminemはコンサート活動を中止。
EMINEM entered rehab, a European Tour was cancelled,
and there were rumors that was retiring.
心身の回復のため、ヨーロッパツアーを中止、引退説も流れた。
Over the following years,
EMINEM appeared to be detached
and unfocus seldom did he return to perform live.
その後の数年間は無気力状態、
Live活動をすることも稀だった。
Tonight at the hammerstein ballroom,
EMINEM returns to the stage in Osaka.
今晩EMINEMが大阪に帰ってくる。
You are all hear to witness...
あなたは今目撃する。
Recovery
再生。
Won't Back Down のPinkのコーラスと共に
Eminemが下から登場。
凄まじい歓声、叫び声と後ろからの圧力と熱気。
最初のWon't Back Downを歌うのは無理だった。
ひたすら叫んで、顔もぐちゃぐちゃ、
声はかすれ、目の前に、目の前にいる。
前回の来日から9年も待って、私が10歳の頃から
憧れて好きで好きでたまらないEminemが目の前にいる。
今これを書いてるときも涙が出てくる。
あっ、HaileのTattoがはっきり見える、
など思ったことも覚えてる。
あっという間に終わってしまい、 3 A.M.
スクリーンには真っ赤な血。
そして、コーラスからのRap...
なんとか歌った、
何度も前にいるEminemに叫びながら。
そして Square Dance
NYでのLive映像がぱっと頭の中に
でてきて、さらにEminemがいるんだ、
日本でLiveをしているんだと実感。
まるでCDを聴いてるかのような綺麗すぎるRap、
初めてこの曲を聴いたときの気持ちも
ばっと心の中で懐かしさが広がる。
W.T.P
もはやなんと言えばいいのか分からない。
すごい技術、
観客をこれほどまでに魅了できる人は
いるのかなと感じた。
Kill You
LAでの裸の上からをサロペットを着て、
チェンソーを持ってProofと一緒に
歌っていたEminem...
I said you don't, wanna fuck with Shady
(cause why?)
Cause Shady, will fucking kill you
(ah-ha ha)
I said you don't, wanna fuck with Shady
(why?)
Cause Shady, will fucking
kill you..
ここまでくるのに、あっという間すぎる展開。
最初のEminemのMCは「オサカー」の一言から。
「オサカー、コンニッチハー」でさらに号泣。
Eminemが日本語を話している。
何これ?I DON'T KNOW.
WTF?
分からない、嬉しすぎる。
Mr. Porterによる
「今ここでRecoveryのAlbum持っている奴は
どれだけいるんだ?」
の問いに絶叫。
Mr. Porter「持っているんなら、この曲わかるよな?」
No Love
早い、早い。
生で聴いてもまったくCDと同じ。
どこで息継ぎしてるの?Weezy!と叫ぶ。
Eminemと目が合った!
スクリーンの映像もかっこよすぎる。
かっこよすぎてもうなんという言葉でも表現しがたい。
そして、 So Bad
Eminemのhands upのかけ声で腕がちぎれるか、
というほどあげた。
Oh Yeah
Hell Yeah
Fuck u man
Screammmmmで大絶叫。
Eminemは変わっていない。たしかに昔とは違う。
でも私が憧れたEminemだった。そこは違わない。
Cleanin' Out My Closet
私は親に感謝している。
素晴らしい両親のもとに生まれた。
でもEminemは違った。
Eminemのために私は
Fuck you mam、Fuck u dadと言った。
でも私はEminemは本来、
その人を愛しすぎて憎いのだと思っている。
この曲はいつも色々考えさせられながら聴いていた。
コーラスを歌いながら目頭がまた熱くなる。
The Way I Am
Eminemがステージの端まで行った!
ゴールデンサークル大合唱。驚異的な存在感。
グッと力を込めて歌う歌い方も一緒。
ドクロがまたかっこいい。
舞台から消える。
Royceの登場だ。
Bad Meets Evilの Fast Lane
PVをバックにRoyceの凄まじいRapがまくしたてる。
でもどこか余裕綽々に...
Though I ain't wrapped tight, my blood type's the 80's
My 90's was like
the Navy, you was like the Brady's
You still fly
kites daily
Eminemが若干遅れて歌いながら登場し、
お着替え終了。
2人で向かい合い、あわせるのがとても楽しそう。
次の瞬間、 Bruno Marsの透き通るような声が流れた。
Lighters
"Lighterを掲げろ" といったが、
"持ってない奴は携帯を掲げろ"と。
会場が光であふれるとまではいかなかったかも知れない。
しかし、Lightersを掲げる観衆の姿があり、
会場がすっとまた一体感が増した。
囁くようなRapからたたみかけるようなRap...
Bad Meets Evilが終了。
Royce da 5’9”への大歓声を破り、
B.O.B の Airplanes
-->
会場がまたも大合唱。
EminemもWish
Right Nowと歌う。
なんと次はStan
Sing For The
Momentがくると思っていたが、
バックはあのPV...
Didoのコーラスが流れるとさらにすさまじい歓声。
「オッサカー」と観客に手を振るの誘導する。
もう自分の声が出ないぐらい枯れてしまっている。
さらにStanの歌詞に共感する自分。
Eminem なしでは、生きていけないと
また強く思えてしまった。
歌詞をOsakaにやっぱり変えてくれた。
Tattoを見せるperformance...
そんな彼を尊敬して止まない。
Sing For The
Moment
バンドの演奏が最高にかっこいい。
この曲が流れた瞬間の興奮。
私はやっとEminemに会えた。
このLiveを素晴らしい場所で聴けている。
Like Toy Soldiers
「オッサカー!」のかけ声から
"Big Proof!
We miss you!"
囁くような Rap、バックにはPVが流れる。
Proof が亡くなってからのEminemは
Eminem自身が片方亡くなっているかのように感じた。
今こうやってperformanceしている... 帰って来てくれた。
fanのために。家族のために。自分のために。
DrakeのForever
EminemのRapスキルが
あらためてわかるこの曲。
凄まじいrapでたたみかける。
Space Bound
ここまですべて完璧な流れ。
改めてEminemは本当に
妥協などしない、完璧な姿を見せてくれる。
演出、Set Listの流れ、Eminem自身が全て完璧。
'Till I Corapse
自身の心の闇を歌っているEminemは
どこか楽しそうで苦しそうに見えなかった。
このLiveを最高に楽しんでいるように見えた。
手を叩く。Cinderella Man
Eminem がはねる、手をたくみに使いながら
ステージぎりぎりにまで詰め寄る。
そして
"俺はまだladiesと話してないぜ" とEminem。
"Ladies!
Make Some Noiseeee!!!!"と求める。
Rihannaのコーラス
Love The Way You
Lie が流れる。
一曲歌いきる、会場の女性はみんな歌う。
"聞こえないぜ?"と言いながら
耳を傾ける仕草をする。
そんな Eminemに聞こえるように
身を乗り出して歌った。
I Need A Doctor
Skylar Greyのコーラス。
早々と終わってしまった。
もっと聴きたい、ずっと聴いていたい。
My Name Is に突入
さらに大合唱。
Hi! My name is
(what?)
My name is (who?)
My name is Slim
Shady
Hi! My name is
(huh?)
My name is
(what?)
My name is Slim
Shady
すぐにThe Real Slim Shady
Real Slim Shady
pls stand up?
もう立っているぞ!など意味不明なことを
思ったことを思い出してしまった。
懐かしい、懐かしい。好きすぎる。
止まることはなく、
続けてのWithout Me
Crazy なSlim
Shadyが歌う、歌う。
あっという間に3曲も終わってしまった。
Eminemが語り始める。
"みんなの助けがなければあの暗黒の日々から
抜け出すことはできなかった。
悩みを抱えてきた全ての人に次の曲を捧げる"と。
Eminemによって救われた人は、
この世界中にどれだけいるだろう。
どれほど感謝しているだろう。
どれほど愛されているのか
伝わって欲しいと思った。
そして
Not Afraid
歌った。Eminemへも伝わるように。
Eminemは帰って来てくれた。必死に戦って。
ありがとう。何度も繰り返す。
Eminemが行ってしまった。終わった?
Stanは分かっている。
まだあの曲を聴いていないよ、と。
Shady、Shady、Shady!と大合唱。
濁音が流れ、スクリーンに映像が流れ始めた。
と歌いながら登場したEminem...
Lose Yourself
Look, if you had
one shot, or one opportunity
To seize everything
you ever wanted-One moment
Would you capture
it or just let it slip?
夢じゃない。夢じゃない。
まるまる一曲歌いきった。
Mr.Porterが紹介していく。
最後は、後ろのスクリーンにも
Eminemの顔が映し出された。
真っ白な肌、透き通るような瞳、
口元がかすかに笑っている。
バンドとともに、音を操る。
バンドがわざとミスる。
WTF?のような表情のEminem.
指でちょっとだけ操る。Eminemが飛ぶ。
最後はバンドの凄まじい演奏とともに終わった。
Eminemは素晴らしかった。
聴くのも観るのも素晴らしかった。
そのEminemを支えているCrew達も素晴らしかった。
こんなLiveを観られた私は幸せすぎる。
Eminem はさらに成長していた。なんだろう。
根本的には変わっていない、見せ方を変えただけだった。
Rapというものを通して、全てのことを伝えようとしてきた。
Eminemは他のHip-Hop
Artistとは違う苦悩があった。
でもそれを受け入れて、
むしろそれを生かして今まで戦ってきた。
自らの力で。
Liveが終わった後、泣いた。
友達とハグをして泣いた。
Live 終了後も色々な方に声をかけて頂いた。
集まる予定の方、数名とは合流できなかったが、
できた方と少しでも語ることができ、写真も撮ることができた。
本当に協力してくれてありがとうございました。
シャトルバスで帰る時の列でも前の男の子から声をかけて頂いた。
Twitter やBlog が少しでも役に立っていたのだなと感じた。
私ができることはほんの少しのことだったのに
そんな風に思ってもらえたことも泣きそうになった。
帰るまでの間もずっとEminem について語った。
Hotel についてからもみんなからのメッセージがたまっていた。
できるだけ一つずつに返信した。
寝たのは4 時、起きたのは6 時。
さあ、今日は東京...
xo Eminem_JP
-->